あなたが最も好きな医療マンガは何ですか? 全国の医師に聞いたところ「ブラック・ジャック(手塚治虫)」(54.1%)と答えた人が最も多いことが、メドピアの調査で分かった。年代別でみても、20〜60代以上の全世代でトップ。同作品を選んだ人に、その理由を聞いたところ「医療マンガの王道」(50代、一般内科)、「人間ドラマの原点」(40代、泌尿器科)、「不朽の名作」(50代、整形外科)といった声があった。
2位には「JIN―仁―(村上もとか)」(6.0%)がランクイン。「昔はブラック・ジャックだったけど、今は仁ですね」(40代、一般内科)」といった意見のほか、「ドラマシリーズでファンになり、全巻大人買いしました」(30代、産婦人科)、「ドラマが話題になってから読みました。久しぶりに面白かったです」(50代、一般内科)など、テレビドラマをきっかけに原作のファンになった人が目立った。
3位以下をみると「ブラックジャックによろしく(佐藤秀峰)」(5.7%)、「医龍(乃木坂太郎・永井明)」(5.0%)、「スーパードクターK(真船一雄)」(4.3%)という結果に。「ブラックジャックによろしく」と答えた人からは「最近、無料ダウンロードができるので読破しました」(30代、一般内科)、「研修医の立場からさまざまな問題提起をしてくれるので、考えさせられます」(40代、精神科)といった声があった。
また「医龍」については「外科医としては熱くなるものを感じるので医龍を愛読している」(50代、一般内科)、「スーパードクターK」については「主に医学生時代に読んでいましたが、医学に興味を持つことができました」(40代、一般内科)などの意見があった。
インターネットによる調査で、全国の医師3040人が回答した。
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