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国内初のデジタル輪転機、なぜ講談社は導入したのか(4/4 ページ)

講談社が、インクジェット式のデジタル輪転機を導入すると発表した。国内第1号となるこの輪転機はデジタルデータを使用しているので、オフセット印刷で必要な版の作成が不要になる。なぜ同社はこのようなシステムを導入したのか。

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――今後の予定は?

梅崎:本の点数は増えているが、部数が少ないから本を出せない……という事態は避けて、2000〜3000部でも新刊を出していきたい。その中でベストセラーになる本が出てくれば、その本をオフセットで製造すればいい。こうしたビジネスモデルを考えている。

 新システムは2月からスタートして、当初は月に5万〜6万部、年内には月15万〜16万部くらいをつくっていきたい。

ロール紙に印字されている(左)、製本されたものが次々に出てくる(右)

インクジェットのカートリッジ。輪転機の中にこれが140個組み込まれている(左)、工場は従業員は3人で稼働している(右)

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