「知らない人からリクエストがある」「拘束される」――SNSへの不満は
ここ数年で急速に拡大しているSNS。しかし、利用していて不満に思ったことがある人は、半数を超えているようだ。ネオマーケティング調べ。
ここ数年で急速に拡大しているSNS。手軽に利用できる一方、さまざまなトラブルも起こっているが利用者はどのように考えているのだろうか。
ネオマーケティングの調査によると、SNSを利用している男女に「SNSを利用して良かったこと」を尋ねたところ、「暇つぶしができるようになった」が50.2%と断トツだった。
2位以下は「昔の友人などと再会することができた」が30.4%、「友人が増えた/友達の輪が広がった」が25.3%、「友人とのコミュニケーションが増えた」が25.1%、「友人の状況を把握することができるようになった」が24.9%と続いた。一方、「良かったと思うことはない」も10.4%いた。
女性の方が多いSNSの不満
「SNSを利用して不満に思ったことはありますか」と聞くと、「はい」が半数を超えており、男女別に見ると男性(57.2%)より女性(70.8%)の割合が高くなっていた。
「不満に思った理由」を尋ねると、「面識がない人からのリクエストがあること」「SNSに拘束されるようになったこと」「自らの書き込みの返事があったか気になってしまうこと」などが上位だった。
多くの項目で男性より女性の割合が高くなっており、特に「自らの書き込みの返事があったか気になってしまうこと」「SNS上で自分の行動や足跡が他人に知られること」「知人の書き込みに返事をすることが義務化されつつあること」は7ポイント以上も高くなっていた。
ネオマーケティングでは「人付き合いが多くなる一方、それが原因でストレスを感じ“SNS疲れ”をしている方も多いのではないか」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象はSNSを利用する20〜49歳の男女1000人。調査期間は1月15日と16日。
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