調査リポート
中高年の需要を開拓、骨・関節サポート分野の機能志向食品が2ケタ増
富士経済が行った機能志向食品の市場調査によると、2011年の市場規模は前年比4.5%増の6849億円と拡大したことが分かった。特に骨・関節サポート分野が前年比22.1%増と大きく伸びたようだ。
富士経済は2月4日、健康や美容に良いというコンセプトを持ち、一般用医薬品との競合が想定される機能志向食品の市場調査結果を発表。それによると、2011年の市場規模は前年比4.5%増の6849億円と拡大したことが分かった。
同社では「骨・関節サポート、ダイエット、エチケットの3訴求効能が2ケタ成長を遂げたほか、美肌効果、アイケア、滋養・強壮、生活習慣病予防、血行促進の各訴求効能が前年を上回った」とコメントしている。
分野別に詳しく見ると、カルシウムやグルコサミン、コンドロイチンなどを主成分として、骨の形成や関節痛対策を訴求する骨・関節サポート分野の市場規模は、前年比22.1%増の547億円と大幅に成長。「中高年層を対象としたグルコサミンやコンドロイチンを配合した関節痛対策商品の拡大がけん引し、市場は2009年以降2ケタ成長を続けている」(富士経済)
ブルーベリー、ルテインなどの素材を中心に、視覚改善を訴求したアイケア分野の市場規模も、前年比4.7%増の446億円と好調。「シェアトップ商品のリニューアルや中高年向けシリーズサプリメント商品の販売強化が背景にある」(富士経済)
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