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2月にある「3つの行事」に変化の兆し――どのように?博報堂・吉川昌孝のデータで読み解く日本人(4/4 ページ)

2月の行事といえば「豆まき」「恵方巻」「バレンタイン」。この時期になると、コンビニでも恵方巻を見かけるようになりましたが、生活者はどのように接しているのでしょうか。博報堂生活総合研究所が行った時系列調査「生活定点」のデータを基に分析してみました。

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 それでは、男性はどうでしょうか。男性は(残念ながら)いずれの年代でも停滞気味です。20代に至っては6割弱で推移していたのが、ここ数年で一気に46.5%と、もらったことがある人が半数を切ってしまいました。女性では急伸していた50〜60代も横ばい気味で、目立った伸びは見られません。一番もらっているのが、30〜40代で半数を超すのはこの2層のみ。この世代は子どもを中心に家族との交流が活発で、数字を見ても、家族間でバレンタインデーに贈り物をしている傾向がうかがえました。

 そもそも、年中行事は男女・年代を問わず、家族みんなで参加するもの。そう考えれば、バレンタインデーも、若い男女間中心から、家族のコミュニケーションへと変化しているのかもしれません。

 それにしても、日本の2月は忙しいです。豆を年齢の数だけほおばり、恵方巻を黙って丸かぶりし、それに加えてチョコレートも、となるわけですから。みなさん、食べすぎにはくれぐれもご注意ください。

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