社長の私が、20代の社員に「アホ！」と言われた――なぜ？：仕事をしたら“生保”ができた（後編）（3/5 ページ）

「ハトが選んだ生命保険に入る」――。ライフネット生命のこの広告を見たことがあるだろうか。堅いイメージが強い保険会社の広告とは思えないが、この企画を巡って社内でちょっとしたトラブルがあった。それは……。

[土肥義則，Business Media 誠]

真夏の日に、2時間ほど待ってハトがやって来た（出典：Daily Portal Z）

土肥：誤算？　うーん、なんでしょう？

出口：彼は「ハトはたくさんいるので、すぐにやって来ますよ」と言っていたのですが、なかなか来ないんですよ（笑）。その日は夏の暑い日で、最高気温は33度。二子玉川の河原に着いて2時間くらい、ハトが来るのを待ちました。

土肥：そ、それは大変でしたね（笑）。

出口：なんとかハトがやって来て、広告を流すことができました。

土肥：「保険会社なのになんだ！　けしからん！」といった声はあったのでしょうか？

出口：そういったコメントはほとんどありませんでした。20代の社員が言ったように「面白い」というコメントばかり。

土肥：今後は、その人の意見をちゃんと聞かなくてはいけませんね。

出口：ちゃんと聞いてますよ。いろんな衣装を着せられていますから（苦笑）。

（出典：ライフネット生命）