調査リポート
6人に5人が「体調が悪くてもすぐに病院に行かないことがある」
調子が悪いと感じていても、何となく病院には行きにくかったりするもの。6人に5人は、病気かと思ってもすぐに病院に行かないことがあるようだ。eヘルスケア調べ。
どうも調子が悪いと思っていても、なかなか病院には行きにくいもの。病院に行かないでいて症状が悪化することも少なくないが、なぜ病院から足が遠のいてしまうのだろうか。
eヘルスケアの調査によると、10〜50代の男女に「病気かと思った時は、すぐに医療機関に行きますか」と尋ねたところ、「すぐに行かない時もある」が87%と「いつもすぐに行く」の13%を大きく上回った。
職業別、年代別に見ても、どの属性の人でも8〜9割が「すぐに行かない時もある」と答えており、仕事で忙しいといったこととは関連は薄いようだ。
「すぐに行かない時もある」とした人に「医療機関への不満」を聞くと、「待ち時間が長い」が81%と断トツ。以下、「症状が改善されない」が28%、「医師が親切でない」が27%、「診察時間が短すぎて十分相談ができない」が21%、「説明が分かりにくい」が9%で続いた。
「いつもすぐに行く」とした人の不満と比較すると、「医師が親切でない」「説明が分かりにくい」の割合が10ポイントほど高くなっており、eヘルスケアでは「『すぐに行かない』という理由の1つに、医師の対応に不満が影響していることがうかがえる」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は10〜50代の男女470人。調査期間は2012年11月1日から4日。
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