マラソン大会翌日、仕事の能率はどのくらい落ちる?
健康意識の高まりで、注目されているランニング。マラソン大会に出るようなランナーたちは、どのようなことを考えているのだろうか。クロス・マーケティング調べ。
今週末の2月24日は東京マラソン。健康意識の高まりでランニングをする人も目立つようになっているが、大会に際してランナーたちはどのようなことを考えているのだろうか。
クロス・マーケティングの調査によると、各地で開催される大会やイベントに参加するランナーに「大会出場前の不安」を尋ねたところ、最も多かったのは「完走できるかどうか」で42.8%。以下、「筋肉痛」が30.1%、「脱水症状」が23.8%、「靴ずれによるすり傷」が18.5%、「熱中症」が12.6%で続いた。
ランニングの頻度別に見ると、頻度が高い人ほど「脱水症状」の割合が高く、頻度が低い人ほど「完走できるかどうか」の割合が高くなっていた。
大会出場翌日は仕事の能率が3割低下
「普段の仕事・勉強・家事の能率を100%とした場合の、マラソン大会出場翌日のパフォーマンス」を聞くと、平均は67.03%と約3割低下しているようだ。
マラソン大会出場後の疲労が原因で、マラソン大会翌日に仕事・学校・家事などを休んだ経験がある割合は16.9%。ランニング頻度別に見ると、よく走っている人ほどその傾向があり、ほぼ毎日ランニングしている人では24.1%に休んだ経験があった。
「マラソン大会参加後の疲労をケアするために行っていること」では、「風呂に入る」(74.1%)と「ストレッチやマッサージをする」(72.5%)が上位。以下、「寝る」が51.1%、「栄養食品やサプリメントを飲む」が40.5%、「塗り薬やスプレーを使う」が37.6%で続いた。
インターネットによる調査で、対象は各地で開催される大会やイベントに参加する20〜50代の男女ランナー800人。調査期間は2月4日から7日。
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