検索
連載

「試職(シショク)」は就活生を救う? 就職戦線に新たな兆しこれからのことがよく分かるコラム(3/4 ページ)

2014年卒生の就職活動が本格化している。大学生の就職活動は、2013年卒から採用広報開始時期が2カ月後ろ倒しされた“圧縮スケジュール”となった。そんな中でにわかに増えているものがある。それは……。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

試着、試飲、試乗、試聴……そして仕事を試す「試職(シショク)」

 こうした、就職を決断する前に仕事や会社を試してみる行為を「試職(シショク)」と呼ぶ。試着、試飲、試乗、視聴……。消費行動においてはごく一般的な「決断前に試す行為」の、就職領域における応用だ。

 以前からもアルバイトやインターンシップはこうした「試職」の役割を一定程度果たしてきたのだが、昨今の就職事情の変化により、今、その機会が多様化し、急速な広がりを見せているのだ。


「試職」の機会が多様化&拡大

 矢野経済研究所が2009年に行った調査によると、「就職活動中の悩み・困ったこと」として、未内定者の58.5%が「自分が何に向いているのか? 何をやりたいのかが見つけられない」を挙げている。

 また「自己分析が上手くできない」(45.2%)、「自分にフィットする企業を見つけられない」(32.3%)、「自己分析から具体的な企業選びに結びつけられない」(31.1%)などの回答は、内定者よりも明らかに高い回答率を示している。


就職活動中の悩み・困ったこと

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る