新入社員のころ、何年会社で働こうと思っていましたか
新入社員だったころ、何年会社で働こうと思っていましたか? 18歳以上の男女に聞いた。ハイアス・アンド・カンパニー調べ。
新入社員だったころ、何年会社で働こうと思っていましたか? 就職したことがある18歳以上の男女に聞いたところ「定年まで」(44.4%)が最も多く、次いで「3年以上5年未満」(17.4%)、「5年以上10年未満」(14.2%)であることが、ハイアス・アンド・カンパニーの調査で分かった。ただ厚生労働省が発表したデータによると、実際にはこの15年以上、中卒の6〜7割、高卒の4〜5割、大卒の約3割が3年以内に離職している。
年代別でみると、20代の約7割、30代の約8割は「3年以上」働きたいと考えており、理想と現実のギャップがうかがえた。その一方で、20代の4人に1人は「1年以上3年未満」(25.3%)と答えていて、石の上にも3年から「3年以内に次の道を見つける」という傾向に変化しているのかもしれない。
新入社員のころの夢
新入社員だったころは、仕事関連でどんな夢を持っていたのだろうか。この質問に対し「満足な年収の獲得」(47.3%)が最も多く、次いで「管理職になる」(18.1%)、「終身雇用される」(16.7%)、「経験を積んで独立開業」(10.6%)という結果に。
すべての年代で「満足な年収の獲得」と答えた割合が最も高かったが、国税庁の調査によると、この10年間で給与所得者の平均年収は454万円から409万円まで減少。そういった厳しい状況を受けてか、年代が下がるほど「仕事関連で夢はない」の割合が上昇している。
インターネットによる調査で、18歳以上の男女1273人が回答した。調査期間は3月27日から4月1日まで。
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