コラム
模造薬、ヤミ金、儲け話……いかがわしいモノに手を出す“客”の心理とは?:窪田順生の時事日想(4/4 ページ)
人はなぜいかがわしいモノに手を出すのか。例えば「模造医薬品」や「ヤミ金」なんて話を聞くと、手を出す人の気持ちが分からないと思うかもしれないが、彼らの心理には共通したワードが浮かびあがるのだ。それは……。
例えば、最近「月5万円の積み立てで、1億円が貯まります」なんていかにも、いかがわしいもうけ話が流行っている。日本国内に拠点をもたない英国の金融会社「ハンサード」の積立投資に誘導される、なんて話も聞こえてくるので、知人のプロ投資家も「こんな話にイマドキのる人はいるんですか?」と冷ややかだ。
主な顧客層は30代。となると、「働くのが面倒くさい」という「投資の素人」が手を出している可能性が高い。
客の引っぱり方はヤミ金並に阿漕(あこぎ)だ。中味はそうでないことを信じたい。
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