たった半年の勉強で――初めてのTOEIC受験で885点が取れた!:半年でTOEIC800点をとる方法(2/4 ページ)
あなたはTOEICの試験を受けたことがありますか? 長い間勉強を続けていてもスコアがなかなか上がらないという人もいるのではないでしょうか。1日1時間の勉強で885点を取った杉浦氏が、TOEIC初受験までの時間の使い方や勉強法を紹介します。
人の名前もすぐに忘れるほど、頭に自信のないサラリーマン
こう言うと「元々英語力があったのでは?」と思われるのですが、全くそんなことはありません。何しろ大学時代以来、20年近く英語の勉強などしたことはありませんでしたし、大学での英語の単位は見事に「可」でしたし、海外に住んだことなどもちろんありません。TOEICの音声を最初に聴いた時は、お経でも聴いているような感じで、全く聴き取れませんでした。
じゃあ、「勉強する環境に恵まれていたのでは?」と思われるかもしれませんが、これも違います。僕の職業はごく普通の会社員で、残業もどちらかといえば多いほうで、休日出勤もあったりします。会社でも英語を使う業務はほとんどありませんし、あっても逃げ続けていました。だって、面倒なんだもん……。
家に帰れば、小さな子供が2人いるのでうるさくて勉強できません。そして、子供が寝れば今度は妻の話し相手です。休日は遊びと家族サービスで、平日以上に時間などありません。何しろ、英語を勉強する必要性がないので、家族の理解も協力も全然得られなくても無理はありませんでした。
それなら「頭がいいに決まってる」と思われるかもしれません。そうだったらいいなと僕も思いますが、残念ながら客観的に見てそれもないと思います。
何しろ当時すでに42歳。同世代以上の人は分かると思いますが、人の名前が全然出てこなくなる症状がひどいです。「えーと、アレ、アイツ。名前なんだっけ? あの眼鏡かけた……」と話し出す、老化の定番です。脳が退化し始めており、記憶力はかなり弱っていました。これは酒の飲みすぎのせいかもしれませんけど。
学歴も誇るほどではなく、2流私大の文系学部卒。どう考えても頭もよくないです。
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