あなたの「ときめき度」は何点? 日本人の恋愛エネルギーが見えてきた:博報堂・吉川昌孝のデータで読み解く日本人(4/4 ページ)
博報堂生活総合研究所は、昨年秋より「ときめき度」を測定しています。ちなみに2013年春のときめき度は46.0点。いつもは数字中心に発表している「ときめき度」ですが、今回はひとりひとりの回答に踏み込みました。テーマは、日本人の恋愛エネルギー。
老いてなお盛ん? な60代男子
まずは以下の自由回答の文章をみて、皆さんは何歳代のときめきの理由コメントだと思いますか?
「恋をしそう」
「好きな人ができた」
「新たな恋人」
「恋人と一緒の時間を過ごせた」
「恋人と旅行」
「恋愛」
これみんな60歳以上の男性のときめき理由なんです。上から新潟県61歳、岐阜県66歳、宮城県62歳、石川県63歳と62歳、兵庫県65歳。
20代、いや10代といっても過言ではないような、ストレートな恋がらみの理由がたくさんあがってきました。さらにさらに自由回答を読み進めていくと、もっと直接的なコメントも……。(カッコ内は100点満点でのときめき度自己採点。以下同じ)
「スポーツジムに通っていますが、同じく通っている女性よりメールアドレス・電話番号・フルネームを書いたメモをいただきました」東京都65歳男性(100点)
「いい出会いがあり食事の誘いも約束できたから」愛知県64歳男性(95点)
「大卒したばかりの女性証券セールスが若くてドキドキ」静岡県64歳男性(80点)
「理想的な異性との出会い」静岡県62歳男性(100点)
「1年前から、気になっている娘と再会した。」静岡県63歳男性(80点)
いや〜60代男子、ナイスなときめき方ですね! 40代や50代よりときめき度が高くなるのもうなずける内容です。60代女子が暮らしのささいな変化に反応し、達観しつつときめいている横で、男子は60代になっても、というか60代になったからこそなのか、人生を謳歌している感の強いコメントがたくさん上がってきました。昨今週刊誌の特集でも60代以上の恋愛についての記事が目立ちますが、現実はそれ以上にホットなことになっているのかもしれないですね。
ときめき上手は女性とエルダー。
彼らに倣えば中年層、特に点数の低い男性の40代や50代もドキドキワクワクを高めることができるかもしれません。40代の私も、無理のない範囲でがんばってみますかね。
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