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トヨタ「SAI」、大人なオトコのモテクルマに変身:口説きなSAIってこと(1/2 ページ)
トヨタのSAIが高級ハイブリッドセダンとして大きく路線変更した。目指したのは、世代を超えて「カッコイイ」と共感されるスタイリングだ。開発責任者は「かっ飛んだ」を何度も口にする。
トヨタ自動車は8月29日、ハイブリッドセダン「SAI」をマイナーチェンジして内外装を一新した。目指したのは、世代を超えて「カッコイイ」と共感されるスタイリングだ。また、リサイクル材の使用範囲も大幅に増やしている。価格は321〜421万円。
パッと目に飛び込んでくるのは、車両のほぼ全幅をカバーする超ワイドサイズのLEDヘッドライト。点灯時には白色の“閃光”が切れ目なくつながり、精悍さを強調する。リアコンビネーションランプもフロント側のテイストに合わせている。
これまでのSAIといえば、エコを強く打ち出すもののルックス的にはおとなしい「優等生」タイプだった。一体、何があったのか? 路線変更について開発責任者の加藤亨主査は、「大人のオトコが女性にモテるための色気を持ったクルマ、まさに『かっ飛んだ』デザインに仕上がったと自負している」とコメントする。
2.4リッターのアトキンソンサイクルエンジンにリダクション機構付きのTHSIIを組み合わせたハイブリッドシステムは、制御面をチューニングしてリッター22.4キロのJC08モード燃費を実現した(前モデルはリッター21.0キロ)。
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