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ディズニーはもう単なるブルーレイを発売しない――新形態「MovieNEX」とは何か?(2/3 ページ)

ディズニーが11月20日に発売する『モンスターズ・ユニバーシティ』はDVDやブルーレイといったメディアとスマホやタブレット端末でも視聴可能なデジタルダウンロード権が一体化している。

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永遠に完成しない、進化し続けるパッケージを売る

塚越隆行
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン ゼネラルマネージャー 塚越隆行氏

 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの塚越隆行ゼネラルマネージャーは、MovieNEXを「ストアやWebなど、魅力的なコンテンツやアイテムを楽しむために、オールディズニー体験を提供する」と説明する。

 同社の調査によると、デジタルコピー利用率は実写アクションよりもアニメーション作品のほうが高く、ディズニー作品は「繰り返し見たい」「手元に残したい」というニーズが高い。デジタルに移行するわけではなく既存メディアとの「共存」を目指す売り方を提案する。

 また、「1パッケージで1プライス」という特徴もアピールする。これは廉価版をリリースする予定がないということ。例えばDVDを後日安価に提供するといった施策をとらないことを明言し、買い控えを避ける狙いがある。

 MovieNEXでは映画をパッケージとして売り切るだけでなく、専用のWebサイトでのコンテンツを販売開始後にも拡充するという。「ディズニーランドは永遠に未完成と言ったのはウォルト・ディズニーでした。MovieNEXもよい意味で永遠に未完成な、進化していくパッケージ」とし、今後も各種キャンペーンでこの考え方の浸透を狙う。

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