花粉症、どれだけ仕事に影響する?:約半数が目薬で対策
本格的な花粉症シーズンが近づいてきた。花粉症を発症した人のうち約7割が仕事の効率が低下、約半数が普段よりも思考力が低下すると答えている。セールス・オンデマンド調べ。
2月も終わりになり、そろそろ本格的な花粉症シーズンが近づいてきた。症状が重く、日常生活や仕事に支障をきたす人もいるだろう。セールス・オンデマンドの調査では、花粉症発症者の66.3%が、仕事の効率が低下するという結果が出ており、12.9%の人が「仕事のミスが多くなる」と回答したという。
花粉症のつらい症状を聞いたところ、92.0%の人が「鼻水」、80.3%の人が「目のかゆみ」、67.4%の人が「くしゃみ」を挙げた。これらの症状は、仕事にも影響を及ぼすようで、1時間あたり5回程度仕事を中断する人が、くしゃみで61.4%、鼻水では69.3%にのぼった。1時間あたり10回ほど中断してしまう人も2割程度いるという。
こうした症状に併せて、49.4%の人が発症時は平時よりも思考力が低下するとしており、花粉症の症状が重いと答えた人のうち3割が「仕事が手につかず、会社のトイレでサボった経験がある」と回答した。
2013年はどういう花粉症対策をしたか、との問いについては「目薬」(52.3%)「マスク」(38.3%)「飲み薬(処方薬)」(32.9%)が上位となった一方で、11.7%が「何も対策していない」のだという。
セールス・オンデマンドは「花粉シーズンは薬や花粉対策グッズで花粉症の症状を和らげると同時に、空気清浄機など症状の原因でもある花粉を除去するアプローチも有効。なるべくなら、細かな花粉まで除去でき、清浄した空気を素早く供給できる機種を選びたい」と指摘する。
本調査はインターネットによる調査で、東京都・23区、大阪府大阪市、福岡県福岡市で勤務する20〜40代のビジネスパーソン350人が回答した。
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