インタビュー
なぬ? 「CocoPPa(ココッパ)」を知らない? Youは遅れているねえ:仕事をしたら“10代女子”が集まった(5/7 ページ)
スマホアプリ「CocoPPa(ココッパ)」が大ヒットしている。リリースしてから18カ月でダウンロード数が2000万を超えたが、一体どんなアプリなのだろうか。開発したユナイテッドの担当者に話を聞いた。
社内の雰囲気
土肥: 当時の社内の雰囲気はいかがでしたか? 「よし、昨日は銀座のクラブで飲んだけど、今晩も繰り出すぞー」とバブル的な感じだったとか?
千島: 「すごかった!」と思われるでしょう? でも、すごくなかったんですよ(笑)。というのも、当時、会社は別の事業にチカラを入れていました。ダウンロード数が700万を超えているのに、多くの社員はあまり注目していませんでした。
また、利用者が増えていることについて、会社は“シークレットモード”の方針を打ち出しました。対外的には知らせなかったんですよね。
土肥: シークレットモード? 社員がうかれないようにするためですか? 冷静に行こう、冷静に行こうと。
千島: 会社としては「他社にまねされるのではないか」という懸念がありました。なので、ある程度の規模になるまで、公表しませんでした。
土肥: 社内でもココッパが大変なことになっていることを、知らない人がいたのですか?
千島: ユーザーが欧州で増えている、ということは知っていたと思います。ただ、そこから米国に広がったことを知っていた人は少ないですね。
それにしても、数字といのは怖いですね。100万、200万という数字は想像ができたので、社内では「おー!」「スゲー!」といった感じでしたが、1000万を超えたあたりから「ふーん」「あー、いったんだ」といった反応が多くて。たぶん数字に対する感覚がマヒしていたのでしょうね。
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