異業界に転職したい人は72%、理由は?
あなたは異業界への転職を希望していますか? 転職サイトを利用している人に聞いたところ、「検討している」と答えたのは72%だった。エン・ジャパン調べ。
あなたは異業界への転職を希望していますか? 転職サイトを利用している人に聞いたところ、「検討している」と答えたのは72%であることが、エン・ジャパンの調査で分かった。
異業界への転職を検討している人に、その理由を聞いたところ「新しい経験を通じて、自分を高めたいから」(57%)がトップ。次いで「より多くの求人情報を検討したいから」(37%)、「業界の将来性に不安を感じるから」(33%)、「年収水準の高い業界へ移りたいから」(31%)という結果に。
一方、検討していないという人に、その理由を聞いたところ「身につけた業界知識を無駄にしたくないから」(63%)、「今の業界が好きだから」(32%)、「さらに業界のことに精通したいから」(31%)、「同業界でも十分に求人があるから」(18%)と続いた。
異業界に転職したことがある人
これまで異業界に転職したことがある人は58%。経験者に、異業界に転職してよかった点を聞いたところ「スキル向上、知識の増加」(65%)を挙げる人が最も多かった。次いで「視野が広がった」(64%)、「仕事の幅が広がった」(63%)、「新鮮な気持ちで仕事に取り組めた」(45%)続いた。
逆に、異業界に転職して苦労したことを尋ねると「異なる商習慣、業界風土に馴染むこと」(59%)がトップ。以下「新しい知識を覚えること」(49%)、「実績のない中、イチから信頼を積むこと」(45%)、「実績・知識はないが、即戦力としての働きを求められること」(39%)と続いた。
インターネットによる調査で、「エン 転職コンサルタント」を利用した2069人が回答した。調査期間は2013年12月27日から2014年1月30日まで。
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