調査リポート
「部下をほめにくい」「部下を叱りにくい」……その理由は?(1/2 ページ)
上司の行動や言葉でやる気が高まったことがある人はどのくらいいるのだろうか。20〜50代の一般社員(公務員を含む)に聞いた。サーベイリサーチセンター調べ。
上司の行動や言葉でやる気が高まったことがある人はどのくらいいるのだろうか。20〜50代の一般社員(公務員を含む)に聞いたところ「やる気が高まった」と感じたことがある人は56.8%であることが、サーベイリサーチセンターの調査で分かった。「やる気が高まった」と感じた上司の行動や言葉を具体的に聞いたところ、「ほめられた(認められた)」が最も多く、次いで「感謝された」「任された」「激励」「率先して動く姿勢」などの内容が目立った。
「上司からほめられるとやる気が高まる」という人は80.7%。年代別にみると、20代が最も多く、特に20代の公務員は92.6%と多い。一方、「上司から叱られるとやる気が高まる」という人は22.0%にとどまった。叱り方の不満を聞いたところ「気まぐれに叱る」(32.3%)が最も多く、以下「感情的に叱る」(30.9%)、「叱らない」(25.0%)、「公平に叱らない」(21.8%)と続いた。
関連記事
- なぜ給料が二極化するのか? 年収200万円と800万円の人
景気低迷の影響を受け、給料は下がり続けている――。そんなビジネスパーソンも少なくないだろう。では、今後10年間はどうなのか。リクルートで働き、中学校の校長を務めた藤原和博さんに「10年後の給料」を予測してもらった。 - 後輩が上司になった――それは「退職マネジメント」かもしれない
マネージャーになったはいいが、部下を管理しチームを運営する能力がない人。重要なポジションについたが見込み違いだった人……このような管理職を企業はどのように処遇するのでしょうか。その答えはシンプルかつ、残酷なものです。 - 組織内できちんと仕事をしてきたのに切り捨て対象に……30代社員に迫る危機
企業が行う社員教育として、新人研修以上に費用がかかっていたのが中間管理職の育成「でした」。過去形になってしまった理由はなぜなのか、そして該当する社員が今すぐすべきこととは。 - ひょっとして……“バブル組”に苦しめられていませんか?
昔に比べ「管理職の力が強くなってきた」と感じたことはないだろうか。部下の採用、配置転換、リストラなど……いろいろなところで強権を振るい始めている。しかしこうした動きに対し、「危険な兆候」と懸念する声も出始めている。それは……?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.