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農業の世界にも“カイゼン”が広まるのか トヨタの新たな試み松岡功の時事日想(3/3 ページ)

トヨタ生産方式で農業も「カイゼン」――。トヨタ自動車がこのほど、自らの生産方式とITを駆使した農業支援に乗り出した。果たして農業にもカイゼンの動きが広がるか。

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 豊作計画は現在、米生産農業法人が主に取り扱う米、麦、大豆などに対応しているが、将来的にはさらに技術革新を進めて対応作物を広げることで、国内の農業の活性化や競争力強化に側面的に貢献していきたいとしている。

 農業分野では今、環太平洋経済連携協定(TPP)への対応が大きな問題となっているが、その行方は別として、今後は国内のみならず国際的な競争力を強化していかないとビジネスが広がらないのは明らかだ。その意味では、今回のトヨタ生産方式とITを駆使した農業支援の取り組みが、トヨタ自動車にならって国際競争力の強化につながる可能性は大いにある。農業にもジャスト・イン・タイムやカイゼンの動きが大きく広がっていくかどうか、注目しておきたい。

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