調査リポート
人型ロボット「Pepper」に興味があるのは半数――何を求めますか?
ソフトバンクが人工知能を搭載した人型ロボット「Pepper」を販売すると発表したが、Pepperに興味を持っている人はどのくらいいるのだろうか。20歳以上の男女に聞いた。MMD研究所調べ。
ソフトバンクが人工知能を搭載した人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を販売すると発表したが、Pepperに興味を持っている人はどのくらいいるのだろうか。20歳以上の男女に聞いたところ、「興味がある(ややを含む)」と答えたのは51.8%、「興味がない(あまりを含む)」は36.0%であることが、MMD研究所の調査で分かった。
Pepperは2015年2月に19万8000円で販売される予定だが、この価格についてどのように感じている人が多いのだろうか。「安い(まあまあ安いを含む)」と答えたのは15.6%、「高い(ややを含む)」は58.9%。購入したいと思いますか、という質問には「購入したい(ややを含む)」は14.9%、「購入したくない(あまりを含む)」は58.3%だった。
Pepperに求めること
Pepperのような人型ロボットに、何を求めますか? Pepperに興味がある人に聞いたところ「防犯・警備」(54.1%)がトップ。次いで「癒し」(49.1%)、「話し相手(友だち)」(39.2%)、「家事」(35.0%)という結果に。
また「将来日本でロボットが普及する(まあを含む)」と予測したのは26.0%、「普及しないと思う(あまりを含む)」が42.8%、「どちらとも言えない」が31.2%だった。
インターネットによる調査で、20歳以上の男女442人が回答した。調査期間は6月6日から7日まで。
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