夏! 電気料金の仕組みと節約のコツ:マネーの達人(1/2 ページ)
夏はエアコンの使用頻度が増え電気代が気になりますが、やみくもに節約しても努力の割には効果が小さく、疲れ果てる結果にもなりかねません。今回は、電気料金の計算方法や節約のコツを紹介します。
電気代節約の前に知っておきたいこと
これからの季節はエアコンの使用頻度が増え、電気代が気になるところ。夏の電気代の節約方法として、扇風機の使用やグリーンカーテンの活用などがテレビなどでも紹介されています。
電気代の節約は取り組みやすい一方、やみくもに行っても努力の割には効果が小さく疲れ果てる結果にもなりかねません。
わたしたちの暮らしに身近な電気ですが、その料金の計算方法はあまり知られていません。毎月の「電気ご使用量のお知らせ」にも書いてありますが、ほとんどの人は請求額を確認するだけではないでしょうか。電気料金の計算方法は決して難しいものではありません。節約を考える前に、ここで確認しておきましょう。
電気料金の計算方法
基本料金 + 電力量料金 ± 燃料費調整額 + 省エネ発電賦課金 + 太陽光発電促進賦課金 − 口座振替割引額
契約アンペア(A)数で決まる基本料金
基本料金は契約アンペア(A)で決まります。
例えば20アンペア(A)なら、561.6円、30アンペア(A)なら842.4円です。以下の表を見ると、10アンペア(A)増すごとに280.8円高くなっています。言い換えると、契約を10アンペア(A)下げれば、280.8円安くなるということです。
電気料金は三段階料金
電気料金は使用量に応じて三段階に分けて計算されます。第一段階料金は、ナショナル・ミニマム(国が保障すべき最低生活水準)の考え方を導入した安い料金です。第二段階料金は、標準的なご家庭の使用量を踏まえた料金。第三段階料金はやや割高な設定となっています。
料金の構造が分かったところで、実際に計算しながら確認してみましょう。仮に、30アンペア(A)の契約で、電気の使用量を209kwhとします。
基本料金842.4円に、下記を合算します。
第一段階料金: 120kwh×19.43円=2331.6円
第二段階料金: (209kwh−120kwh=89kwh)×25.91円=2305.99円
842.4+2331.6+2305.99=5479.99円
これが上記計算式の、基本料金+電力量料金の部分です。
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