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使えない社員と烙印を押される、「企業内落ちこぼれ」は3割サカタカツミ「新しい会社のオキテ」(3/3 ページ)

企業が望むパフォーマンスを発揮できない社員は約3割いる……「使えない社員」と企業に烙印を押される社員の共通点とは? そして企業はそういう人をどう扱おうとするのでしょうか。

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さまざまな企業が「使えない社員をどうするか?」という課題を解決しようとしているが、結論は「そういう人を採らない方法を考える」「再教育はない」だという(写真はイメージです)

 別の人事担当者は、この話を受けるようにして、もっと別の対策を取るようにしているといいます。

 「入り口、つまり、採用の再設計が必要になると思っています。使えない3割を採らない方法を考える。今までの採用で、使えない人たちのどこを評価して採ったのか。そして、その評価のポイントは、他の活躍している人材も見極めることができていたのか」

 ある評価軸が、使えない人たちばかりを生み出してしまう鍵になっているケースだってあるかもしれない。無駄な人は採らないという効率化を図っていきたい、と考えている企業が少なくないのです。「では、教育するという方法で再生はできないのか?」と聞いたところ、さらにドライな答えが。

 「難しいです。結局、どうして貢献できないのか、なぜ自分のやり方ではダメなのか、と自分で考える力がない人、もしくは、そもそもそういうことを考えたくない人たちは、教育しても、本人が課題も解決策も消化しきれないのです。そして、モヤモヤしているうちに、さらにパフォーマンスが下がってしまう……すべてが無駄になってしまうケースが多いのです」

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