クルマの買い時、今ならいつ?:2015年の消費税10%とエコカー減税終了より考える(2/3 ページ)
2015年は、また消費税の増税が予定されている。中でも高額な商品は特に大きな影響を受け、駆け込み需要によるデメリットも予測される。まだ間に合ううちに、直近の「クルマの買い時はいつか」を考えてみよう。
クルマの購入、いつごろがよさそうか
クルマはもちろんかなり高額な商材。コストはおそらく多くの購入検討者が重視する項目だ。
ではクルマを購入するなら、いつ頃がよさそうか。
まずは、2015年10月予定の「消費税10%増税」が機会の1つ。2014年4月の8%の消費税増税は第一段階で、2015年10月には第二段階としてさらに10%へ引き上げられる予定。クルマの購入には別途諸経費やローン金利などもかかるが、単純計算で車両価格が税抜200万円のクルマは、2014年7月時点で税込216万円。そして10%増税後は220万円になる。プラス4万円。月のローン額ベースで1〜2回分ほどの増加になってしまう計算だ。
もう1つは、2015年3月まで(予定)の「新エコカー減税の終了」。新エコカー減税は、自動車重量税で2015年4月30日までの登録、自動車取得税で2015年3月31日までに登録した対象のエコカーが減税の対象となる。
また一般的に、新車購入(登録時期)のタイミングは自動車ディーラーの決算期/中間決算期となる3月、9月、そして四半期決算時期でボーナスシーズンにも重なる6月、12月がよいと言われている。この時期は販売店は販売台数を増やし、売上の数字をよくしたいため、客としても値引きなどが期待できる。納車を販売台数としてカウントするため(計上に間に合わせるため)、その月の頭から、少なくとも15日までに契約するのがよいようだ。
このほか、車種モデルチェンジの前後などの要因で販売価格がかなり変わることもある。人気車種は販売店が人気構成であらかじめ用意した即納商品があったり、デモカー・試乗車などとして使用したなどのほぼ新車の中古車を安く買える場合もある。こちらはいくらかの情報を得ないと判断は難しいが、急ぐか否か、値引き交渉が有効か否かの判断材料になる。
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