年収によって違う、子どもの教育で重視していること&習い事の月謝(1/2 ページ)
「子どもの教育」は親の役割のひとつだが、その方針は家庭によってさまざま。どのくらいの親が、自身のことを「教育パパ・ママ」だと思っているのだろうか。オウチーノ総研調べ。
「子どもの教育」は親の役割のひとつだが、その方針は家庭によってさまざま。どのくらいの親が、自身のことを「教育パパ・ママ」だと思っているのだろうか。
12歳以下の子どもがいる20〜35歳の男女に、あなたは自分自身のことを教育熱心だと思いますかと聞いたところ、57.4%の人が「教育熱心だと思う(とても+まあ)」と回答していることが、オウチーノ総研の調査で分かった。
また、配偶者のことを教育熱心だと思いますかと聞いたところ、夫が妻を「教育熱心だと思う」と答えたのは70.8%だったのに対し、妻が夫を「教育熱心だと思う」と答えたのは41.1%。「『イクメン』という言葉が流行って久しいが、全体的にみると、ママから見たパパの教育熱心度はまだまだのようだ」(オウチーノ総研)
教育で重視していること
子どもの教育で、何を重視しているのだろうか。この質問に対し、「礼儀、マナーを身につけること」(56.6%)と答えた人が最も多く、次いで「コミュニケーション力を高めること」(43.2%)、「自分で考える力を身につけること」(40.2%)、「学校生活が充実すること」(23.2%)、「人間性を磨くこと」(19.95)という結果に。
年収別にみると、年収1000万円未満は全体の順位から変動はなかった。しかし、年収1000万円以上をみると、1位は「礼儀、マナーを身につけること」で変わりなかったが、2位には「コミュニケーションを身につけること」と同率で「良い学校へ進学すること」がランクイン。4位が「学校生活が充実すること」、5位が「自立性を確立すること」だった。
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