連載
「あなたは旧システム、入替予定」と会社から言われたら、どうする?:サカタカツミ「新しい会社のオキテ」(3/3 ページ)
「人はいくつになっても成長できる」。よく言われることですが、一般的には若い人のほうが成長しやすい、それが現実です。中高年社員が会社から「若手を使うからあなたは要らない」と言われたら、取るべき道は……。
しがみつくのは絶対に嫌だ、と思ったあなたがとるべき道は?
今の場所でそれほど必要とされないとしても、そこにしがみつくべきだという話は、寂しいし、夢も希望も持ちにくいし、なにより残念なことです。仕事柄、そういう状況に置かれている人からの相談をよく受けますが、現状維持をすることが最善であるという状況ならば、割り切って、そのことに注力すべきだと、私はアドバイスしています。あれもこれもと手を出している時間は、もはや残されていないのです。
しかし、組織によってはしがみつくことさえ許さない、というところも少なくありません。現状維持が許される時間が少ないとなったら、次の打ち手を用意する必要があります。それが「タイムマシン・キャリア」です。
……と書くと一般的な言葉のようですが、ごめんなさい。今、私が作った造語です。「タイムマシンビジネス」というフレーズは聞いたことがあるでしょうか、そのキャリア版というイメージです。タイムキャリアとは何か? その話は次回に続きます。お楽しみに。
関連記事
- サカタカツミ「新しい会社のオキテ」:部下の“ポカン顔”をなくすための、たった1つの方法
仕事の指示を出しても、部下がポカンとした顔をしているときはないでしょうか? こちらはできるだけ分かりやすく説明しているのに、なぜか分かってくれません。こうしたケースで、上司がすべきことは……。 - サカタカツミ「新しい会社のオキテ」:オレ、定年まで働けるの? 中間管理職がハマる意外な落とし穴
「自分が定年まで働いている姿が想像できません」といった不安を感じていませんか? ロールモデルが多様化しているので、中間管理職の間でこうした落とし穴にハマる人が多いようですが、ではどうすればいいのでしょうか。答えは、簡単。それは……。 - サカタカツミ「新しい会社のオキテ」:使えない社員と烙印を押される、「企業内落ちこぼれ」は3割
企業が望むパフォーマンスを発揮できない社員は約3割いる……「使えない社員」と企業に烙印を押される社員の共通点とは? そして企業はそういう人をどう扱おうとするのでしょうか。 - サカタカツミ「新しい会社のオキテ」:やりたいことが見つからない……不惑にして惑う、中間管理職
周囲から期待され、仕事はやりがいがある。でも今の仕事は自分がやりたいことだったっけ?……「四十而不レ惑」と孔子は言ったけれど、現実には不惑だからこそ惑う中間管理職がたくさんいるのです。 - サカタカツミ「新しい会社のオキテ」:皆が出世できないと分かっている、そんな時代のマネジメントとは
かつて多くの日本企業では、年功序列というシステムがとても強固だったと言われていました。それは本当でしょうか? そもそもなぜ「同期が同じスピードで出世し、定年で退職する」という仕組みができたのでしょう? - サカタカツミ「新しい会社のオキテ」:「会社の仕事=オレの手柄」? SNS時代だから起きる、危険な自己顕示
あなたの会社が新しい製品やサービスを発表することになりました。自分も関わったプロジェクトだし、SNSで宣伝しておこう……そう思ったあなたはどのような文章を書きますか? また、あなたの部下ならどのように書くと思いますか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.