将来「自分の埋葬方法」はこれで――男女で違い
「お墓参りの文化は薄れつつある」と感じている人も多いかもしれないが、実際のところどのくらいの人がお墓参りをしているのだろうか。20〜60代の男女に聞いたところ……。楽天リサーチ調べ。
「お墓参りの文化は薄れつつある」と感じている人も多いかもしれないが、実際のところどのくらいの人がお墓参りをしているのだろうか。
20〜60代の人に「今年、お墓参りをしましたか?」と聞いたところ「1回以上」と答えたのは65%。年代別にみると、40代が71%、50代が72%、60代が72%で目立った。一方、「0回」と答えたのは、全体で35%。年代別でみると、20代が46%、30代で42%と他の年代よりも多いことが、楽天リサーチの調査で分かった。
お墓参りに行けなかった人に、その理由を聞いたところ「お墓の場所が遠すぎて行けない」(33%)がトップ。お墓参り率が低い若年層をみると、20代では「まとまった休みがあまり取れない」(20%)、30代では「『お墓参り』をする習慣がない」(27%)と答えた人が多かった。
自分自身の将来の埋葬方法
自分自身の将来の埋葬方法を聞いたところ、男性は「先祖代々のお墓」(36.6%)、「自分や家族などが新しく用意するお墓」(14.0%)が上位に。一方の女性は「先祖代々のお墓」(22.4%)と「散骨」(22.0%)がほぼ並んでいることから、「『先祖』『墓』といったものに束縛されたくない様子がうかがえた」(楽天リサーチ)
墓を選ぶ際の優先順位を聞いたところ「自宅からの近さ」(48%)、「価格の安さ」(43%)、「親族(子や孫)の家からの近さ」(34%)が上位3位を占めた。ただ、家族構成別にみると、単身者は「価格の安さ」、子どもがいる人は「親族(子や孫)の家からの近さ」を挙げる人が多く、「それぞれのライフスタイルが『お墓』の選択に影響を及ぼしていることが分かった」(同)
インターネットによる調査で、20〜60代の男女1000人が回答した。調査期間は8月17日から18日まで。
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