インターンシップに参加した学生、その企業で内定をもらっているの?
インターンシップを導入する企業が増えてきているように感じるが、実際のことろどのくらいの企業が導入しているのだろうか。人財採用に関するコンサルティング業務などを手掛けるディズコが行った調査によると……。
インターンシップを導入する企業が増えてきているように感じるが、実際のことろどのくらいの企業が導入しているのだろうか。人財採用に関するコンサルティング業務などを手掛けるディズコが行った調査によると、今年度インターンシップを実施する企業は40.0%。業界別でみると「金融」(52.1%)が最も多く、次いで「サービス業など」(42.2%)、「流通・商社」(41.1%)と続いた。また、「新規に実施する」割合が最も多かったのは「サービス業」(14.0%)だった。
インターンシップの目的を聞いたところ、昨年の調査では「学生の職業観の涵養(かんよう:無理をしないでゆっくり育てること)」(53.1%→50.8%)が最も多かったが、今年は「採用活動のための母集団形成」(45.0%→65.4%)がトップ。「採用スケジュールの変更を控え、より採用を意識したインターンシップへとシフトしていることがうかがえた」(ディスコ)
インターンシップ参加企業への応募状況
インターンシップに参加した企業の採用試験に応募した学生はどのくらいいるのだろうか。全体の54.9%が「応募した」と回答。「インターンシップ参加企業から内定を得て、その企業に就職した」という人は24.9%、「内定を得たが別の企業に就職した」のは10.6%、「内定を得ていない」は64.5%だった。
インターネットによる調査で、全国の主要企業1097社と学生1248人が回答した。調査期間は5月20日から28日まで。
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