「ブラック企業大賞」を受賞したヤマダ電機――ネット上にどんな書き込みがあった?:辞める
ブラック企業実行委員会は9月6日、「第3回 ブラック企業大賞」を発表した。大賞にはヤマダ電機が選ばれたが、ネット上にはどんな書き込みが多かったのだろうか。ネクストリンクが分析したところ……。
弁護士や市民団体などで運営されているブラック企業実行委員会は9月6日、「第3回 ブラック企業大賞」を発表した。同委員会は7月に、これまで長時間労働などが問題になった9つの企業・団体をブラック企業大賞の候補としてノミネートし、ネット上で投票を受け付けてきた。その後、緊急ノミネートとして、2つの企業が追加された。
ノミネートされた企業・団体は以下の通り。大庄(居酒屋チェーン「日本海庄や」)、JR西日本、ヤマダ電機、A-1 Pictures、タマホーム、東京都議会、リコー、秋田書店、学校法人智香寺学園 正智深谷高等学校 & 株式会社イスト、不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)、ゼンショーホールディングス(すき家)――。
11の企業・団体の中から「大賞」に選ばれたのは、従業員の過労自殺をめぐる訴訟が起きている「ヤマダ電機」。このほか、セクハラヤジ問題で話題を呼んだ「東京都議会」は「特別賞」、アニメ制作会社のA-1Picturesと、「たかの友梨ビューティクリニック」を展開する不二ビューティは「業界賞」を手にした。また、牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスは「要努力賞」を受賞した。
ネガティブワードは「辞める」がトップ
大賞に輝いたヤマダ電機に対して、ネット上ではどのような書き込みがあったのだろうか。ネット上の誹謗中傷対策を手掛けるネクストリンクが分析したところ、ネガティブワードとして「辞める」(19%)が最も多いことが分かった。次いで「クレーム」「文句」(いずれも14%)、「責任」「嘘」(いずれも11%)という結果に。
また、書き込み内容を8つのカテゴリー(営業手法、採用・就職、労働環境、組織、給与・待遇、経営者・幹部、事件・事故・その他、商品・サービス)に分類したところ、ヤマダ電機については「採用・就職」に関する書き込みが目立った。
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