あなたはパンとごはん、どちらが好きですか? 出身地が関東または関西の人に聞いたところ、全体では「パン」と答えた人は33%だったのに対し、「ごはん派」は67%であることが、ネオマーケティングの調査で分かった。
地域別でみると、関東のごはん派は71.5%に対し、関西は62.5%と9ポイントの差に。一方、関東のパン派は28.5%に対し、関西は37.5%とこちらも9ポイントの差に。「関西は、お好み焼きやたこ焼きなどの『粉モン』と呼ばれる小麦粉を使用した独自の食文化があるので、パン派が多いのかもしれない」(ネオマーケティング)
カレーのメインの食材を聞いたところ、関東は「豚肉」(68.5%)と答えた人が最も多かったが、関西は「牛肉」(60.5%)がトップ。また、目玉焼きに何をかけて食べるのかを尋ねると、関東は「醤油」(58.0%)と答えた人が最も多かったが、関西は「塩」(49.0%)がトップ。このほかにも、関東は「そば」(55.5%)派、関西は「うどん」(56.5%)派が多いなど、出身地によって食の好みに違いが出た。
からあげにレモンをかける人
からあげにレモンをかける人はどのくらいいるのだろうか。全体で50.8%が「かける」と回答。しかし、大皿のからあげになると33.5%となり、17.3ポイントの差となった。「年代に関係なく多くの人が一緒に食事をする人の好みを考慮し、大皿に盛られたからあげにはレモンをかけないのかもしれない」(ネオマーケティング)
インターネットによる調査で、出身地が関東または関西の男女400人が回答した。調査期間は8月28日から29日まで。
関連記事
- “納豆不毛地帯”の大阪で、なぜ小さな店の納豆がヒットしたのか
「関西人は納豆が嫌い」と言われている中で、大阪の東部にある大東市で注目されている納豆メーカーがある。その名は「小金屋食品」。従業員数が10人も満たない小さな会社が、なぜウケているのだろうか。 - なぜ、“うどん県”からチェーン店が出てこないのか
「丸亀製麺」「はなまるうどん」「つるまる」――。讃岐うどんを扱っているチェーン店を調べてみると、ある共通点があった。それは、どれも本社がうどんの本場・香川県でないこと。その理由について、香川大学大学院の高木知巳准教授に聞いた。 - 王者「ガリガリ君」を倒したのは? ロッテアイスの戦略が面白い
アイスクリーム市場が活気に沸いているが、どの商品が売れているのだろうか。業界などが発表している売れ筋ランキングではなくて、消費者のレシートを分析したところ、意外な結果が! それは……。 - なぜミニストップのソフトクリームは真似されないのか
某コンビニのPB商品がヒットすれば、競合他社が同じような商品を販売する――。コンビニは“真似の歴史”を刻んで、拡大してきたわけだが、真似されないモノもある。そのひとつが、ミニストップのソフトクリーム。その理由は……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.