使い方を知らないポイントカードを持っている? そんなモノは捨てなさい:ご一緒に“おでん”いかがですか(3/5 ページ)
「財布の中にたくさんのカードが入っていて困っている」という人も多いのでは。そんな人は、年末年始の大掃除ついでに、財布の中もスッキリさせてみてはいかがだろうか。必要なカードと不要なカードの簡単な見極め方は……。
1カ月間に貯められるポイント数
レジをしながら記録を付けるわけにはいかないので、正確なデータは取れないなあと思っていたが、その必要性はなかった。“言われてから組”のポイント数よりも、“自ら組”のほうが圧倒的に多いのだ。
考えてみれば「当然の結果」とも言える。ポイントを積極的に貯めるために“自ら組”はカードを差し出すが、“言われてから組”は自ら差し出さないのでポイント数は少ない。
ところで、買い物をして1カ月間に貯められるポイント数ってどのくらいなのか。例えば、給料の手取りが30万円だとして、そこから家賃や光熱費といった固定費を除けば、1カ月に使える金額は10万〜20万円といったところ。
多くのポイントカードは、100円の買い物に対して1ポイント(1円)が付く。仮に1カ月に使える金額が「10万円」だとすると、ポイントは1000ポイントだ。「1カ月に、ポイントは1000円分も付くのか。これからも買い物をしたときには、積極的にポイントカードを差し出そう」と思われた人もいるかもしれないが、ご自身の財布の中をよーく見ていただきたい。ポイントカードが1枚しかなければ、1カ月に1000円分のポイントが貯まるかもしれないが、ほとんどの人は複数のカードを所有しているはず。そうなると、1枚ごとのポイント数は減少する。つまり、各ポイントカードに付与されているポイントで満足することは難しいのだ。それどころか、財布の中にはカードがあふれかえり、せっかくの高級ブランドの財布がパンパンになってしまう。
総務省統計局が発表している「家計消費状況調査年報結果の概況(PDF)」によると、ポイントカードを保有している世帯は74.6%。しかし、ポイントを利用しているのは22.6%にとどまっているのだ。数字をみる限り、ほとんどの人がポイントカードを持っているだけなのである。
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