働きがいのある企業はどこ? 2年連続で「P&G」がトップ
就職・転職のためのリサーチサイト「Vorkers」を運営しているヴォーカーズは1月14日、「働きがいのある企業ランキング 2015」を発表した。
就職・転職のためのリサーチサイト「Vorkers」を運営しているヴォーカーズは1月14日、「働きがいのある企業ランキング 2015」を発表した。このランキングは、2013年7月1日から2014年12月31日にサイトに投稿された社員(元社員も含む)による評価を元に集計したもの。その結果、昨年に引き続き、総合評価で「P&G」(4.25点)がトップであることが分かった。
「P&G」の評価項目を見てみると、「人材の長期育成」(3.3点)、「社員の相互尊重」(3.7点)はやや低かったものの、「20代成長環境」(4.7点)、「法令順守意識」(4.5点」、「待遇面の満足度」(4.2点)、「風通しの良さ」(4.1点)、「社員の士気」(4.0点)はいずれも4点台を超えたほか、全体的に高い評価を得ているのが特徴だ。
P&Gの社員からは「自分がリードしたプロジェクトの製品が日本初の製品で、それが市場に出ているのを見たときには感動した。また、プロジェクトを通じて、多様な国の人と同じ目標に向かっていく際に感じたチームワークと達成感にやりがいを感じた」といったコメントがあった。
2位には「グーグル」(4.22点)がランクイン。「人材の長期育成」(3.2点)が低かったが、「風通しの良さ」(4.5点)、「待遇の満足度」「社員の士気」「20代成長環境」(いずれも4.3点)の評価が高かった。
3位には「サントリーホールディングス」「日本経営」「日本ナショナルインスツルメンツ」(4.00点)がランクイン。サントリーは「人事評価の適正感」(3.4点)が低かったが、「20代成長環境」(4.0点)、「待遇の満足度」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「人材の長期育成」(いずれも3.9点)の評価が高かった。コンサルティング業の日本経営は「20代成長環境」(4.7点)、ソフトウェアやハードウェアの販売などを手掛ける日本ナショナルインスツルメンツは「風通しの良さ」(4.3点)がそれぞれ高く評価された。
トップ30をみると、総合商社が4社、リクルートグループが6社ランクイン。このほか、「裁判所」が19位、「特許庁」が24位に食い込んだ。
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