地方創生に向けて「着地型観光」を定着させるには:INSIGHT NOW!(1/3 ページ)
全国各地の各種アクティビティ情報を集約、一元化した「ASOViEW!(あそびゅー!)」を運営するカタリズムは、2014年10月に広報・PR担当者を置いたばかり。そこで始動にあたってどのような取り組みを進めているのか聞いた。
著者プロフィール:小槻博文(おつき・ひろふみ)
合同会社VentunicatioN代表。1973年東京都出身。1996年早稲田大学卒業。上場企業からベンチャー企業まで4社にて企業広報に従事した後、その経験を生かして「ソーシャルグッド」を世の中に広めるべく奮闘中。ベンチャー・中小企業やNPO・社会起業家などが広報・PR活動を行う上での仕組み・体制構築/担当者育成を支援する合同会社VentunicatioNを設立し、また「地域活性×広報・PR」をテーマに、徳島県の過疎地域の広報・PR活動にプロボノとして参画中。
VentunicatioN 企業サイト:http://www.ventunication.com/
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これから広報・PR活動を始めようと考えている企業・団体向けに各種情報を発信中。
<広報スタートアップのススメ>
Webサイト:http://www.pr-startup.com/
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休日を“休息”から“充実”へ
欧米では長期で休暇を取得する文化が根付くなど、余暇をいかに豊かに過ごすかが当たり前である一方、日本での余暇の概念はまだまだ“休息”としての側面が強く残っているのが現状だ。
しかしカタリズム代表の山野智久氏は、今後日本でも余暇を充実させたいと考える人がきっと増えるだろうと考えた。そこで旅行を“移動する”“宿泊する”“遊ぶ”“土産を購入する”という過程で見てみると、土産は現地で購入するものであり、移動する、宿泊するは既にさまざまなインターネットサービスがあるものの、遊ぶに関するインターネットサービスはブルーオーシャンであることに気付く。
それまでもアクティビティ事業者が自身で立ち上げたホームページや、分野別、地域別のサイトなどはあったものの、日本全国のさまざまなアクティビティを同一のプラットフォームで紹介して予約できるサービスは皆無に等しかったのだ。
そこで「旅行先は決まったけれど、現地で何をすれば良いのか分からない」「週末にやることがない」などというときに利用できるプラットフォームとして「ASOViEW!」を2012年に開設。現在、同サイトでは北は北海道から南は沖縄まで、約1000パートナーによる約200ジャンル、3500プランの情報を掲載し、気に入ったプランを予約することもできる(2014年11月時点)。
なお、まずは国内プランに特化して掲載数の充実を図っているが、次の段階では国内プランをインバウンド(訪日外国人)向けに展開するとともに、ゆくゆくは日本だけでなく世界各国のプランも掲載していく予定だという。
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