楽天カードと楽天プレミアムカードを比較
ここでは楽天が発行するクレジットカードを比較してみます。一般カードの「楽天カード」とゴールドカードにあたる「楽天プレミアムカード」の概要は以下の通りです。
楽天カードの場合、ゴールドカードでも基本還元率は変わりません。となると、違いは1万800円の年会費と国内・海外旅行傷害保険、空港ラウンジサービスとなりますから、要約すると旅行保険と空港ラウンジサービスに対して年会費を払うだけの価値があるかどうかがポイントとなります。
ちなみに、楽天プレミアムカードには「プライオリティ・パスの無料利用」という、空港ラウンジサービスが付帯しています。プライオリティ・パスとは世界700カ所以上に設置されている空港VIPラウンジのことです。年会費399ドル(約4万8000円)で何度でも利用できる会員サービスが、楽天プレミアムカードに自動付帯されることになります。
年会費1万800円を支払うことで、国内・海外旅行傷害保険最大5000万円保証され、プライオリティ・パスが自動取得となる楽天プレミアムカード。言い換えると、1万800円支払ってでもそれらのサービスを受けたいか考えるべきです。毎年海外旅行に行くわけではないという人ならば、年会費を支払ってまでゴールドカードを取得するメリットは限りなく小さいと言えるでしょう。
年会費に見合うメリットを感じるなら取得
今回比較したのはほんの一例です。ゴールドカードによってサービスが異なりますから、「年会費=旅行保険代金」という方程式が成立するわけではありません。
しかし、多くのゴールドカードのメリットは、旅行保険の充実度と空港利用に付随するサービスとなりますから、年に1度でも海外(国内)旅行に行くという人は積極的にゴールドカードの取得を検討しても良いかと思います。
また、ゴールドカードにはステータス感があるのは確かです。飛行機のビジネスクラスに乗ったときに味わえる何とも言えない優越感を、ゴールドカードを保有することでも体感できるという人は少なくありません。そのステータス感を味わいたいという人は、ゴールドカードの取得を考慮してみてはいかがでしょうか。(堀聖人)
著者プロフィール:
堀聖人
マネーの達人 編集部ライター
「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を生かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。
保有資格:第二種証券外務員資格
関連記事
- クレジットカードの基礎知識
何気なく利用しているクレジットカードだが、クレジットカードとはそもそも、どのような仕組みのビジネスなのだろうか? ここではクレジットカードについての基本的な知識とともに、カード選びに際して知っておきたい“ジャンル”についてもまとめた。 - 実はオトクなこともある? ゴールドカードについて考える
レストランなどの支払い時、さっとゴールドカードやプラチナカードを差し出すのは、ちょっとカッコいいものだ。しかし1万円以上の年会費を払う価値があるのか、疑問に思う人もいるだろう。ここではゴールドカードのメリットとは何か、どんな使い方に向いているのかを考える。記事末に各種カードの比較表付き。 - クレジットカード活用3つのポイント(初級編)
あなたはクレジットカードを利用していますか? クレジットカードがあればたいていの場合、現金を持ち歩かなくて済みますし、ポイントもたまったりとメリットがたくさんあります。今回は、上手なクレジットカード活用のポイントを3つ紹介します。 - このサービスが充実すれば……ゴールドカードを保有するのに
ゴールドカード(プラチナ、ブラックカードを含む)を利用しようと思ったきっかけは何ですか? 現在ゴールドカードを利用している人に聞いたところ「ポイントが貯めやすい」と答えた人が最も多かった。楽天リサーチ調べ。
関連リンク
copyright (c) "money no tatsujin" All rights reserved.