日本フランチャイズチェーン協会は3月20日、全国コンビニエンスストアの2015年2月の既存店売上高を発表した。非食品の売り上げ減少が響き、前年同月比で11カ月連続のマイナスとなった。
2月はたばこや雑誌など非食品が不振で、売上高は前年同月比で1.4%減の6628億5300万円だった。
既存店の来客数は11億104万7000人(前年同月比0.1%増)で、12カ月ぶりのプラスとなった。平均気温が高く、降水量が全国的に少なかったことで客数が増えたとしている。一方、平均客単価は602円(同1.5%減)と、5カ月ぶりにマイナスに落ち込んだ。
対象となるコンビニは、セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、ココストア、スリーエフ、セイコーマート、ポプラ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部の10社。
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