エクストリーム出社で、年収1000万円以上の人は何をしたい?
朝の出勤前の時間を勉強や自己研さんにあてることを「朝活」と呼ばれているが、就業時間外にこうした活動をしている人はどのくらいいるのだろうか。関東在住の20〜30代のビジネスパーソンに聞いた。
朝の出勤前の時間を勉強や自己研さんにあてることを「朝活」と呼ばれているが、就業時間外にこうした活動をしている人はどのくらいいるのだろうか。関東在住の20〜30代のビジネスパーソンに聞いたところ「始業前に行っている(行ったことがあるを含む)」と答えたのは25.0%、「休憩時間に行っている(行ったことがあるを含む)」は23.1%、「終業後に行っている(行ったことがあるを含む)」は36.5%であることが、メディケア生命保険の調査で分かった。
キャリア意識別にみると、安定志向の人よりも、リスクを負って高みを目指したいチャレンジ志向の人のほうが経験率が高いことが明らかに。「チャレンジ志向派は、隙間時間の有効活用にも積極的に取り組んでいるようだ」(メディケア生命保険)
具体的にどんなことを行っているのかを聞いたところ「読書(読書会)」(31.9%)と答えた人がトップ。次いで「語学の勉強」(22.1%)、「資格試験の勉強」(19.5%)と続いた。このほか、休憩時間に「ボランティア」をしたり、「音楽演奏」をしたり、「ジョギング・ランニング」をしたり、業務の合間でも多彩な取り組みをしていることが分かった。
エクストリーム出社
出勤前にスポーツや遊びなどのレジャーを楽しむ「エクストリーム出社」という活動が、ここ数年話題になっている。全員に、エクストリーム出社に参加するとしたらどのようなことをしてみたいですかと尋ねたところ「カフェに行く」「ヨガ・ピラティス」(いずれも12.4%)を挙げる人が目立った。次いで「ジョギング・ランキング」(7.7%)、「温泉」(7.5%)、「筋トレ」「瞑想・座禅」(いずれも6.7%)と続いた。
年収別にみると、年収1000万円を超えている層では「温泉」と「筋トレ」がともに14.0%と、他の層に比べて高い。「出勤前の時間を、温泉で体を癒したり、筋トレで体を鍛えたり、体のコンディショニングに費やしたい、という思いがあるのかもしれない」(メディケア生命保険)
インターネットによる調査で、関東在住の20〜50代のビジネスパーソン1000人が回答した。調査期間は3月6日から8日まで。
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