調査リポート
年収が高い人ほど「英語力が必要」と感じている:後悔先に立たず(1/2 ページ)
「20代のうちにやっておけば良かった」と経営者、役員、管理職が後悔していることは「英語の習得」――TOEICを実施している国際ビジネスコミュニケーション協会の調査で、そのような実態が浮き彫りになった。
ビジネスパーソンの多くが、“勉強したいこと”“勉強していること”の上位に挙げるのが「英語」。実は、学んでおけば良かったと後悔しているものも英語だった。――そんな調査結果を明らかにしたのは、国内でTOEICプログラムを実施・運営している国際ビジネスコミュニケーション協会だ。
同協会は、全国300人の会社経営者、役員、管理職のビジネスパーソンを対象に「ビジネスシーンにおける英語に関する意識・実態調査」を実施。インターネットによる調査で、30歳以上のビジネスパーソンが回答した。調査期間は1月9日から12日まで。
20代のころにやっておけば良かったことのトップは「英語力の習得」
30歳以上の会社経営者・役員・管理職に「20代のころにやっておけば良かったこと」について複数回答形式でたずねたところ、半数近くが「英語力の習得」と回答。2位の「パソコンスキルの向上」とは10ポイント以上の差があった。
「英語を業務で使う機会があるかないか」の質問には、使う機会があると回答したのは4割近くの114人に。
「使う機会がある」と回答した人を対象に、どのような業務で英語を使うかを複数回答形式で調査したところ「海外出張」が最も多く48.2%、次いで「取引先とのやり取り」(42.1%)、「文書・書類等の作成」(33.3%)となった。中には「社内の公用語が英語む(6.1%)というものも。
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