調査リポート
年収が高い人ほど「英語力が必要」と感じている:後悔先に立たず(2/2 ページ)
「20代のうちにやっておけば良かった」と経営者、役員、管理職が後悔していることは「英語の習得」――TOEICを実施している国際ビジネスコミュニケーション協会の調査で、そのような実態が浮き彫りになった。
年収の高い人ほど英語力の必要性を実感
以前に比べ、ビジネスで英語力の必要性を感じている人も多く、44.3%が「感じる」「やや感じる」と回答。
年収別では、1500万円以上の人がもっともその必要を感じており、37.1%、次いで1000万円以上1500万円未満と800万円以上1000万円未満で32.7%となった。500万円未満の層では必要を感じると答えた人の割合は1割未満にとどまった。
時間的要素を具体的にし、「10年前に比べた場合はどうか」という質問でも、4割近くが「ビジネスで英語を使う機会が増えていると思う」と回答。
年収別では、1000万円以上1500万円未満の層が最も高く半数以上が「そう思う」「まあまあそう思う」と回答。次いで800万円以上1000万円未満が44.3%、1500万円以上が42.9%と続く。
これらのことから全体として、多くの会社経営者、役員、管理職にあるビジネスパーソンが以前に比べて英語力は必要だと感じており、その傾向は年収が高ければ高いほど強くなる、ということが明らかになった。
鉄は熱いうちに打ち、英語力は若いうちに鍛えよ。――そのような格言がふと頭の中で生まれた。
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