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食品スーパーのライフ、営業利益42%増 15年2月期 生鮮部門がけん引
首都圏および近畿圏でスーパーチェーンを展開するライフコーポレーションが2015年2月期通期の決算を発表。大幅な増益となった。
食品を中心とするスーパーマーケットチェーンを展開するライフコーポレーションは4月10日、2015年2月期通期の連結決算を発表した。消費税増税の影響を最小限に防いだことなどから増収増益となった。
2015年2月期の営業収益は5849億8400万円(前期比9.4%増)。東京、大阪を中心に9店舗の新規出店や既存20店舗の改装が寄与したことに加え、増税の影響による落込みが想定より小さかったことなどが売り上げ増につながった。部門別売上高では生鮮食品部門が2321億3000万円(同12.0%増)と最も伸びた。
営業利益は108億7200万円(同42.4%増)、経常利益は110億1000万円(同42.9%増)、当期純利益は52億1300万円(同37.3%増)だった。電気料金値上げによる経費増や新規および改装店舗の償却費の増加などがあったが、コストの適正化により経費増の圧縮に努めた。
2016年2月期の業績予想については、営業収益が6160億円(前期比5.2%増)、営業利益が110億円(同1.6%増)、経常利益が110億円(同0.7%増)、当期純利益が52億円(同1.7%減)になると見込んでいる。なお、連結子会社だった日本フードを合併したことに伴い、来期は非連結となる。
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