単身者の間で「食のひとり化」が進んでいることが、キユーピーの調査で分かった。
20〜60代の一人暮らしをしている人に、平日の食事事情を聞いたところ、1日を通じて「自分ひとり」と答えた人が最も多いことが明らかに。同社が2011年に行った調査結果と比べると、昼食時で「自分ひとり」が5.4ポイント増、「その他の職場関係の人」が6.3ポイント減。また、男女・年代別でみると、40〜60代男性の昼食時が特に「自分ひとり化」の傾向が目立った。
「外食をする」と答えた人に、誰と利用することが多いですかと聞いたところ「自分ひとり」と答えた人が朝食・昼食・夕食のすべてにおいて半数を超えた。2011年の調査結果と比べると、平日の昼食時に「自分ひとり」で食べる人が4.8ポイント増に対し、「職場関係の人と一緒」が8.3ポイント減、「友人・知人」と一緒」が3.4ポイント減となり、「平日昼食時の『ひとり化』が外食時においても進んでいることが分かった」(キユーピー)
インターネットによる調査で、20〜69歳の一人暮らし1000人が回答した。調査期間は2014年11月26日から28日まで。
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