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経営者の最優先課題は「人材戦略」 大手会計事務所調べ
会計事務所のEY Japanが経営者など900人を対象にアンケート調査を実施。労働力不足をはじめとする人材戦略に経営者は課題を持っていることが分かった。
大手会計事務所・英Ernst & Young(EY)の日本のメンバーファームであるEY Japanは4月21日、企業の優先課題に関する調査結果を発表した。経営者の多くは労働力不足をはじめ人材にかかわる戦略に課題感を持っていることが分かった。
調査によると、経営者の最優先課題は「人材戦略」で、特に人材育成や労働力不足などの課題解決が急務だという。次いで「イノベーションの創出」、「リスクマネジメント」が課題に挙がった。一方で、優先度の低い経営課題は、トップが「海外事業の拡大」で、「投資家との対話・IR」、「事業再編・M&A」と続いた
同調査は、2015年2月6日〜2015年3月4日の期間で、企業経営者や経営幹部など約900人を対象に実施した。
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