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花王、15年1〜3月期は減収減益 化粧品などが売り上げ減
花王が2015年12月期 第1四半期決算を発表。消費税増税の影響などがあり、営業利益は対前年比で40.9%減と大きく下げた。
消費財メーカーの花王は4月23日、2015年12月期第1四半期(2015年1月1日〜3月31日)の連結決算を発表した。前年同期は消費税率引上げに伴う駆け込み需要があり、売上高は前年同期比で3.6%減の3287億7700万円となった。化粧品の売り上げ減少などが響いた。
利益は大幅に落ち込んだ。営業利益は234億900万円(前年同期比40.9%減)、経常利益は249億9100万円(同39.2%減)、当期純利益は120億1600万円(同52.3%減)だった。日本のコンシューマープロダクツ事業の減収や、税制改正に伴う繰延税金資産等の取り崩しが影響した。
事業別に見ると、ビューティーケア事業の売上高が1340億円(同7.2%減)で、特に化粧品の売り上げが前年同期比で18.3%減と大きかった。ヒューマンヘルスケア事業の売上高は651億円(同15.4%増)で、サニタリー製品やベビー用紙おむつ「メリーズ」が好調だった。ファブリック&ホームケア事業の売上高は677億円(同12.5%減)で、衣料用洗剤などが苦戦した。
ケミカル事業の売上高は、公共投資減少による需要減の影響などを受け、前年同期比で3.1%減の708億円だった。
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