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カシオが27年ぶりに社長交代 父・樫尾和雄氏から長男・和宏氏へ:新戦略は1年後(1/2 ページ)
カシオ計算機は5月12日、樫尾和宏取締役専務執行役員が、6月26日開催予定の株主総会後の取締役会で社長に就任することを発表した。
カシオ計算機は5月12日、樫尾和宏取締役専務執行役員が、6月26日開催予定の株主総会後の取締役会で社長に就任することを発表した。1966年生まれ、49歳の和宏氏は現社長・樫尾和雄氏の長男で、社長の交代は27年ぶり。86歳の和雄氏は代表権のある会長に就く。
2015年3月期連結決算の純利益で264億円を達成し、2016年3月期の予測で利益率が15%を超える見通しが立ったタイミングでの社長交代について、和雄氏は「向こう3年で5000億円の売り上げと営業利益750億を達成したい。目標は決まっているので新体制でやることにした」と語り、和宏氏と二人三脚で進めていく構え。
好調な時計事業やコンシューマ事業に加えて、店頭販促向けサイネージやリスト端末、企業向け人材開発パッケージを収益化していく考えで、新社長に就く和宏氏も「システム事業を新規事業に置き換えれば万全になる」と経営のさらなる健全化を進めていくと話した。
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