取引先とスポーツ観戦・観劇などをするときのコツ:「いちげんさん」でも安心(1/2 ページ)
接待などで取引先などを誘ってスポーツ観戦・観劇することもあるもの。「行ってよかった」と思えるよう、誘った側として知っておくべき、心得や準備などについてまとめました。
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本記事は企業実務のコンテンツから一部抜粋・編集して掲載しています。
取引先の担当者と懇意になって「今度、野球でも見に行きましょう」と話が盛り上がることもあると思います。
ビジネスの延長上での観戦・観劇は、友人と行くのとは違い、誘った相手に気持ちよく過ごしてもらうことが大切です。スポーツの勝敗や芝居の出来不出来は左右できませんが、ちょっとした努力をするだけで、より快適な観戦・観劇につながります。
会場の下調べを
「スポーツ観戦にしろ、観劇にしろ、事前準備が大事です」と、『これだけは知っておきたい 実践! 営業マナー』などの著書がある、営業コンサルタントの北龍賢さん(株式会社社員教育センター代表取締役)は言います。
「会場への交通、行きだけではなく混雑が予想される帰り道、どういう席が見やすいか、周辺の飲食店、会場内の物販、持ち込めるものなど、快適に観戦するためにはいろいろなことを事前に調べておく必要があります」
例えば、東京ドームはビン、缶、一部のペットボトル類が持ち込めません。楽天Koboスタジアムでは、飲食物の持ち込み自体が全面的に禁止されています。
「売店で何を売っているのか、注意事項などはホームページを確認したり、会場に電話するなど、ちょっとした配慮で分かるのですから、手間をおしんではいけません」(北龍さん)
会場限定の名物弁当やグッズ類も、ぐずぐずしていると売り切れる可能性があります。楽しみにしているのなら事前予約など、どうすれば確実に手に入るかチェックしておきましょう。
事前に調べておきたいこと
- 観戦や観劇で相手が一番楽しみにしていることは何か
- どういう席から見るのが好きか(見たいか)
- 行帰りの適切な交通ルート、混雑具合、終電
- (延長戦になって)終電が近くなったらどうするか
- 屋外会場の場合の天候の判断基準
- 会場の情報(出入り口、持ち込めるもの、トイレ、売店など)
- 帰りに立ち寄れる飲食店の情報
- 相手は上司などに報告するか
- 一緒に行きたい人はいるか(状況によってはチケットを多めに用意しておく)
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