ニュース
「日本の技術を世界に」──中国ネット大手を買収に走らせた、東大発ベンチャーが持つ有望技術とは(2/2 ページ)
バイドゥがネイティブ広告関連サービスのpopInを経営統合した。今後popInは中国Baiduに技術支援などを行っていくという。
Baiduは2013年ごろからグローバル事業を強化しており、今回の買収もその一環。同社の広告プラットフォームにpopInの技術を取り込むとともに、同社が積極的に投資する人工知能技術やビッグデータ解析技術などと組み合わせることで、広告の精度を高め、海外市場での収益を伸ばしていきたい考えだ。
popInは今後も国内では独立した法人して事業を継続していく。同社の程社長は「ITの最新技術というと米国からの発信が多く、アジアからはほとんどないことに悔しさを感じていた。当社が海外進出を目指す上でBaiduは最適なパートナーだった」と話した。
関連記事
- 「年内にモバイルがPCを抜く」 百度CFOが語るビジネス戦略の全貌
百度のナンバー2であり、最高財務責任者として経営を指揮するLi Xin氏をインタビュー。今後の成長戦略などを聞いた。 - 米国スタイルで“チャイニーズ・ドリーム”をつかんだ百度
今や6億1700万人を超える中国のインターネット人口。その巨大市場を作り上げたといっても過言でないのが、検索サービス大手の百度だ。北京本社への取材などから同社の成長をひも解く。 - 8億人が利用するサービスはここから生まれた 中国ネット最大手・Tencentの素顔
16年前、創業すぐにTencentが提供を始めたメッセージングツール「QQ」は、今や8億を超えるアカウント数に。“中国版LINE”といわれる「WeChat」も好調だ。深センにある本社への取材を通じ、同社の素顔に迫った。 - 「利益よりもユーザーを最優先」 Tencent・QQ事業のトップに聞く
Tencentのソーシャルプラットフォーム責任者として、主にメッセージングツール「QQ」のサービス全体を統括する湯道生シニアエグゼクティブ・バイスプレジデントが事業成長のポイントを語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.