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マクドナルドの5月、既存店売上高22.2%減 16カ月連続マイナス 異物混入問題の影響強く
日本マクドナルドが2015年5月の業績レポートを発表。売上高、客数ともに前年同月比マイナスが続いている。
日本マクドナルドホールディングスが6月8日に発表した2015年5月の既存店売上高は、前年同月比で22.2%減と、依然厳しい状況だ。マイナスは16カ月連続で、昨年7月からは2けた減の落ち込みが続いている。
客数は14.2%減と前月から1.1ポイント改善したものの、客単価は2ポイント悪化して9.3%減。同社は「売り上げ、客数ともに徐々に改善の傾向にある」としているが、異物混入をはじめとする一連の問題の影響は先が見えない。
販売を伸ばすため、同社は5月25日から分かりやすい価格帯と商品メニューの組み合わせを1000通り以上に拡大した「新バリューセット」を開始。併せて、「ベジタブルチキンバーガー」や「ベジタブルチキンマフィン」といった新商品を提供することで客足を取り戻したい考えだ。
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