ニュース
スカイマーク再生、大口債権者がデルタ航空をスポンサーとする対抗策
スカイマークの大口債権者である米リース会社が策定する再生計画では、デルタ航空をスポンサーとして選んだ。
民事再生手続き中のスカイマークの大口債権者で、米航空機リース会社のInterpid Aviationは7月15日、スカイマークのスポンサーとして米Delta Air Linesを選んだと発表した。Interpidは「われわれの計画は、スカイマークが日本第3位の航空会社として存続するために最善の機会になる」としている。
スカイマークはANAホールディングスをスポンサーとする再生計画を策定しており、Interpidはこれに反発。Deltaを支援スポンサーとする独自の再生計画をまとめ、債権者の支持を取り付けたい考え。再生計画は8月5日に開かれる債権者集会で投票で決める。
関連記事
- スカイマーク、ANAとインテグラルが共同支援 出資総額180億円
民事再生手続き中のスカイマークを、ANAHDとインテグラルが共同支援する。5年以内の再上場を目指す。 - スカイマークがJAL、ANAとの“二股提携”を模索――その真相は?
経営不振に苦しむ新興航空会社のスカイマークが、日本航空だけでなく全日空にも共同運航を打診、2015年夏ダイヤ以降の実施に向けて認可申請を進めている。なぜこのような事態になったのか。大手2社との提携で、「第三極」としての存在価値は消滅してしまうのか? 航空ジャーナリストの秋本俊二氏に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.