“Twitterに対し310億ドルで買収が提案されている”──という虚偽の記事に端を発した憶測から、米株式市場でTwitterの株価が乱高下する騒ぎがあった。
偽記事は「Twitterは310億ドルの買収提案を受け、投資銀行と協議を進めていると関係者が語った」などとBloombergを装って公開された。サイトの作りはBloombergとそっくりだが、記事では辞任したディック・コストロ(Dick Costolo)前CEOの名前を「ディック・コステロ」(Dick Costello)と書くなどお粗末な面もあった。
それでも偽記事の公開後、情報が市場に広がるとTwitterの株価は前日終値比で一気に8%上昇したが、すぐに偽記事と判明して元の水準に戻った。
Twitterは月間アクティブユーザーの伸びが鈍化するなど停滞感が指摘されており、6月にコストロ前CEOが辞任を発表した際は株価が約10%上昇した。偽記事だったとはいえ、こうした憶測も飛び出しやすい状況ではある。
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