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米メディアが見た白鵬は「孤独なヨコズナ」赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)

横綱・白鵬の言動が波紋を呼んでいる。関脇逸ノ城戦で勝負がついた後に相手のあごを押した白鵬に対し、日本相撲協会の審判部が問題視。メディアは批判的な論調を向けているが、筆者の臼北氏は違和感を覚える部分もあるという。それは……。

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“希代のヒール”にしてはいけない

 日本にいると気付きにくい「スモウ」の視点で横綱白鵬を見ると、こう映るようだ。これが正しい見解なのかは断じることはできないが、少なくとも米スポーツメディアの雄であるESPNが日本国内における今の白鵬バッシングを奇異としてとらえているのは間違いない。もっと言えば、ただ白鵬を叩くだけではなく、横綱の周囲を取り巻く環境や日本相撲協会関係者に対しても、しっかりと検証の目を向けるべきというのが同局側の主張のようである。

 確かに白鵬だけを悪者にするのはいかがなものかと思う。日本人であろうが、外国人であろうが、力士は力士なのだ。日本の歴史に名を残す大横綱をこのまま“希代のヒール”にしてはいけない。真の相撲ファンの多くはそう願っているはずである。

 円滑なコミュニケーションは、どこの組織にも求められること。日本相撲協会も同じだ。今後はぜひ白鵬との距離を縮め、ムード改善に尽力してほしい。

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