Mobile Weekly Top10:
「バイオU」登場! PCも手のひらサイズの時代に

最新CLIE発表会の席上で,予告もなしに突然登場した「バイオU」。主役を食ってしまった手のひらサイズPCのコンセプトは?

【国内記事】 2002年3月14日更新

Weekly Mobile Top10 3月7日〜3月13日
1位 PDAとノートの中間を狙う──ソニー,ユビキタス時代の小さいバイオ「バイオU」の試作機を公開
2位 今度のCLIEはフリップタイプ,デジカメ内蔵,キーボード付き──ソニー,新CLIE「PEG-NR」シリーズを発表
3位 KDDI,CDMA2000 1xサービス詳細を発表──カメラ付き端末も
4位 特捜J-SH51(3):PCのMP3データを変換,「J-SH51」で聞く
5位 すべて折りたたみ&背面液晶──CDMA2000 1x端末をチェック
6位 “携帯電話のOS”を目指すBREW──国内でも1号機
7位 特捜J-SH51(2):40和音の真実──“聞く”ためのメロディ
8位 富士通,XScaleベースのPocket PC「Pocket LOOX」を発表
9位 BREW端末せいぞろい──「C3003P」を写真でチェック
10位 日本でも復活するイリジウム──Stratosが本格参入

 今週のアクセスランキングでダントツのトップを飾ったのは,何の予告もなしにデビューした超小型バイオ「バイオU」の記事。大きさは,既に発売されている「バイオGT」のカメラ部分を取って,ふた回りほど小さくしたぐらい。既報の通り,スペックや発売時期については明かされなかった。


バイオU


バイオGT

バイオGTとバイオUの大きさを比較。手の大きさとの比率から見るとGTよりふた回りほど小さい。バイオUは手のひらに乗せられそうな大きさ

バイオUの用途は

 PDAとノートPCの中間に位置づけられるバイオUだが,その製品のコンセプトは「モバイル環境でオーディオやビジュアルを気軽に楽しむための製品になる」とソニーのバイオノートブックカンパニー島田啓一郎氏は話していた。

 CLIEでも音楽や写真を楽しむことはできるが「現状のマシンパワーでは限界があることも事実」(島田氏)。小さいボディでありながら,妥協のないパフォーマンスでマルチメディアを楽しむための製品となるようだ。

 公開された試作機には,カメラなどは内蔵されていなかったが,個人的にはC1のようなカメラを内蔵してほしい。「それじゃC1と変わらない」とおっしゃるなかれ。これにカメラが内蔵されれば,これひとつをポケットに放り込んで,身軽に取材に出かけられそうだ。

 気になるのは,バッテリーの持ちと重さ。バイオGTはバッテリーパック(S)で約2〜5時間,バイオC1はバッテリーパック(S)で約2〜4時間。重さはバイオGTが約1.1キロ,バイオC1(PCG-C1MR/BP)が約995グラム。ここから単純に推測はできないが,2〜3時間のバッテリー駆動で600グラムぐらいなら買ってしまいそうだ。

[後藤祥子,ITmedia]

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